はいさい。タスクです。JAをやめるべきだ!と記事を書いていますと
・今JAで働いていますがを辞めるべきですか?
・JAにUターン就職しようと思うのですがやめた方が良いですか?
上記のような、ご質問を頂くことがあります。今回は、JAをやめるべきなのか?と疑問を持っている方に向けて、ただ不安をあおるのではなく、JAの現状お伝えします。
新卒で入社したJAを2年で退職し、沖縄に家族で移住しました。2019年現在。会社員として働きながら、ブログ・WEBライターとして情報を発信中。
目次
JAをやめたいと思う理由は色々あると思います。ノルマがきついとか、人間関係がしんどいとか、給料が安いなどなどあります。その辞めたいJAの現状のことをどれくらい知っているでしょうか。
- JAの数が減っていて、
- 農家の高齢化がどんどん進んでいて、
- なおかつ新規就農者も減っているにも関わらず、
- 新規就農者の一番の悩みは「収入が少ない!」
ということをデータを基に見ていきます。
ではJAの数が減っていると言う事から。平成16年度からの推移ですが、JAの数は毎年減っています。どんどん統合が進んでいるということですね。H16〜H30までの間に253のJAが減っています。
これは小さなJAだけでは経営が厳しくなっているんですね。
平成31年度4月現在はさらに減り、611となっています。今後まだ減り続けるでしょう。
次に農業就業人口の高齢化です。JAは協同組合ですが、成り立ちは農家が自分達で作った組織ですが、その農家さんの高齢が進んでいます。今後はさらに高齢化が進んで行くのはデータが証明しています。
農家=組合員ですので、組合員が減ればその分JAでの取り扱い資材も減りますので農協の収入が減って行くと予測できますね。
(農業就業人口は引き続き減少・高齢化)
農林水産省:農業従事者の動向
農業就業人口(*1)は、平成23(2011)年には260万1千人となり、前年に比べて5千人(0.2%)減少しました(表3-16)。また、65歳以上の割合が6割、75歳以上の割合が3割を占めるなど、引き続き高齢化が進んでいます。
農業就業人口のは減少、高齢化が進み、65歳以上が6割、75歳以上の割合が3割を占めていています。超高齢化社会ですね。正直この数字を見るだけでゾっとします。JA職員で営農指導員をしていた頃を思いだすと、農家さんには40〜50代の人は少なく、60代以上の方が多かった印象でした。
平成22(2010)年の新規就農者は5万5千人となり、前年に比べて18%(1万2千人)減少しました(表3-17)。この減少の背景には、厳しい農業情勢があると考えられます。
農林水産省:農業従事者の動向
若い新規就農者が減っている現状。
特に、この減少の背景には、厳しい農業情勢があると考えられています。
と国が答えを言ってしまっていますが、日本の農業はさらに厳しい状況に直面しているんです。
全国農業会議所が平成22(2010)年11月に新規就農者を対象に行ったアンケート調査によると、就農後1~2年目の間に経営面で最も困っていることは、「所得が少ない」が31%と最も多く
農林水産省:農業従事者の動向
更に追い打ちをかけるようですが、青年新規就農者の中でも最も経営に困っていることが、「所得が少ない」こと。技術的な問題は、経験を積むことで解消していくかもしれませんが、それまでの体力が持たない事には農業を続けていくことができませんよね。
農業で食べて生きたい!と希望を持って新規就農しても、思うように収入を得ることができず離農して行く人が多くいるのが現状です。
ここまで農家の高齢化や、新規就農者が減っている現状をデータをみながらお伝えしました。
- JAの数が減っていて、
- 農家の高齢化がどんどん進んでいて、
- なおかつ新規就農者も減っているにも関わらず、
- 新規就農者の一番の悩みは「収入が少ない!」
ここで一番重要なのは、すべてJAの問題に直結するということです。JAは取り扱っている資材を販売することで得た手数料で経営しています。そのお客さんである農家さんが、高齢化していて、新規の就農者も少ない。もうオワコンですかね。今後のJAを支えて行く基盤がどんどん薄くなっていることに気づきましょう。
今後の未来を見据えて、今JAにとどまるべきなのか、参考に慣れば幸いです。
それでは。ではではー。
コメントを残す